心裡留保

心裡留保(しんりりゅうほ)とは、意思表示を行う者(表意者)が自己の真意と表示行為の内容との食い違いを自覚しながらなす意思表示。 日本の民法上は「表意者がその真意でないことを知ってした」意思表示と表現され(93条)、虚偽表示や錯誤とともに意思の不存在(意思の欠缺)の一種とされる。なお、94条の虚偽表示が「通謀虚偽表示」と呼ばれるのに対し、93条の心裡留保は「単独虚偽表示」とも呼ばれる。

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